「五色園第5次修復活動」無事終了しました
10月15日、16日開催の「浅野祥雲作品再生プロジェクト 第5次修復活動」、無事終了しました。


今回の修復箇所は“布団で寝ている阿弥陀如来”でおなじみの「夜盗耳四郎聞法の場」です。
当ブログでも告知してまいりました浅野祥雲研究家・大竹敏之さん主宰の「浅野祥雲作品再生プロジェクト 五色園第5次修復活動」が予定通り開催され、無事終了しました。
今回ももちろん私も両日参加し、修復活動を通じてまた多くの有志の皆様との素敵な出会いがありました。
皆様本当にどうもありがとうございました。

修復前。かなり風化が進んで、ひび割れてしまっている箇所も。

なんと閻魔様も五色園に参上。はたしてその目的は!?
一日目はなんと大雨……。私もとりあえず夜通し運転して五色園へと向かったもののさすがに今回は中止かなあ……と思っていたところ、なんと大竹さんや職人さんたちをはじめ、全国各地より同志が集い、雨の中作業に取り組みました。
もう誰もがみんなカッパ持参という気合の入れ様。熱い、熱い、熱すぎる~~~!
一日目は主に剥がし作業ということもあり、雨の中コツコツと傷んだ塗装を剥がして作業は無事終了しました。
途中休憩時間には、この修復プロジェクトを通じて出会い、この度結婚されたという二人の仲間のために、閻魔様が地獄よりやってこられてお二人を祝福されるといった嬉しいサプライズもありました(閻魔様の正体は地獄絵先生の鷹巣純先生。どうもありがとうございました)。

ひび割れた箇所をモルタルで埋めて修復しました。


綺麗にお色直しされて、お坊さんたちもすっかり若返りました。
二日目は昨日の頑張りを天の神様も見ていてくださったのか、見事な快晴。さらに大勢の皆さんが駆け付けてくださいました。
一日目は雨だったので少しスケジュールが遅れていたのですが、大勢の皆さんの頑張りのおかげで塗装作業は順調に進み、あわせて前回までの修復箇所の背景の塗装作業も行って、今回も無事修復完成しました。皆様本当にお疲れ様でした。
さて今回の場面の修復作業では、五色園開園当時のカラー写真を大竹さんが入手したので、その色に復元して塗り直すというのが当初の計画でした(こちら参照)。その写真ではお坊さんの衣はカラフルで、阿弥陀如来も白っぽい体に黒い髪の毛でした。しかし生前の祥雲さんの作業も手伝ったという五色園の庭師の方に聞いたところ、当時の塗装は自分たちが行ったもので、祥雲さんはそれを見て、色が間違っていると指示を出されて塗り直したものが現在の色なのだそうです。
つまりお坊さんたちの衣の色、そして阿弥陀如来の金色に輝く体、青い髪の毛は祥雲さんの指示であり、それはきちんと史実や伝統に則った姿であり、改めて“仏師”浅野祥雲の姿を垣間見たような気がしました。
ちなみに今回は事前に開催された「仏像ナイトvol.3」の私のスライドトークショー(UST視聴できます→こちら)でも五色園修復活動を紹介させていただきましたが、それを通じて興味を持って参加してくださった方々も多くいらっしゃって、それも大変嬉しかったです。本当にありがとうございました。
「浅野祥雲作品再生プロジェクト」は有志の皆様によるボランティア活動です。
私、坂原弘康も祥雲さんを愛する者の一人として賛同します。
全国の浅野祥雲ファンの皆さん、みんなで祥雲さんの作品を後世に伝えていこうではありませんか。
五色園でお会いしましょう!
●「浅野祥雲作品 再生プロジェクト」 今後の修復活動の情報はこちらをチェック!
【おまけ】
修復活動の打ち上げで二年ぶりに“登山”しました(写真は「甘口キウイスパ」)。

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