プロフィール

  • 坂原弘康
    (神社仏閣専門家 大仏専門家)


    群馬県高崎市出身(現在東京都在住)。
    「神社仏閣専門家」「大仏専門家」として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など各メディアで活動。
    著書に日本初の大仏専門書『大仏をめぐろう』。


    メディアへの出演および取材協力、商業誌への執筆および取材協力など、各種仕事のお問い合わせは「依頼内容」「依頼料」を必ず明記の上、ご連絡をお願いいたします。
    (各種ご依頼は全て「有料」にて承ります)

    仕事のご依頼はこちらから


    ・坂原弘康Twitter
    ・坂原弘康Facebookページ
無料ブログはココログ

« 高崎白衣大観音 赤い糸祈願祭(群馬県高崎市) | トップページ | 坂原弘康の『仏像のミカタ』 「仏像界のビッグスター“大仏”」ご来場御礼 »

2012年2月15日 (水)

【大仏巡礼】日本全国涅槃仏特集

本日2月15日はお釈迦様が入滅された日、すなわち「涅槃」に入られた日であります。
涅槃は仏教において悟りの最高の境地とされ、すべての煩悩や迷いから解放された状態。お釈迦様の表情もとても安らいで見えます。

その姿を表現した涅槃像は、中国の大足石刻やタイのワット・ポー、サガットのステージなどに代表されるように海外では大仏の姿としてポピュラーな存在であり、近年では日本でも各地で建立されるようになってきました。
今回はそんな日本の涅槃仏様をご紹介いたします。

 

まずは北と南を代表する全長40メートル超えの涅槃大仏様をご紹介。

Kyusyu01

福岡県篠栗町の南蔵院涅槃像
1995年建立。全長41メートル、青銅製の涅槃像では世界一の大きさ。

南蔵院では20年ほど前よりミャンマーやネパールの子供たちへの支援活動を行っており、その御礼としてミャンマーより仏舎利をいただき、その安置所にふさわしい姿として選ばれたのがこの涅槃の御姿。ミャンマーやネパールでもポピュラーな姿であり、まさにグローバルな精神の象徴といえます。

Nehanbutsu01

北海道札幌市の佛願寺札幌涅槃大仏
2008年建立。全長45メートルの日本一の大きさの涅槃像。

実はこちらの大仏様には苦難に満ちた歴史があり、佛願寺に来られる以前は同じ道内の閉館してしまった宿泊施設にあったもので、長年ずっと放置された状態が続いていましたが、それを知ったご住職が全国の有志に呼びかけて浄財を集めて、またこうしてお寺に無事迎えることができたそうです。

 

続いて全国各地の個性溢れる涅槃像をご紹介。

Nehanbutsu02

Nehanbutsu06

長崎県島原市の江東寺涅槃像
1957年建立。全長約8メートル、“鉄筋コンクリート造涅槃像”としては日本最大とのこと。
江東寺の歴代住職、開基である島原城主松倉重政、島原の乱で活躍した板倉重昌の供養のために建立。

「説法涅槃大仏」とも呼ばれており、入滅する寸前まで説法を続けたお釈迦様の姿を表現したとのことで、こちらの涅槃仏は印を組んで目が開いているのが特徴。目力強いです。

Nehanbutsu03

宮崎県高鍋町の高鍋大師の岩岡保吉さん建立の石仏群の涅槃像
高鍋大師の石仏群というと、保吉さん晩年の作の石材を組み合わせた「大石仏シリーズ」がおなじみですが、こちらはその初期の作にあたる四国八十八ヶ所の写し霊場の石仏の一体。
法輪寺は四国霊場で唯一涅槃仏が本尊のお寺。保吉さん独特の漢字と仮名を交えた「ホフリン寺」の文字が心に迫ります。

Nehanbutsu02

鹿児島県枕崎市の大国寺涅槃像
山門の上に鎮座して参拝者をお出迎え。

大国寺は1967年開山のお寺で、明治時代に廃仏毀釈が徹底的に行われた鹿児島の地に再び仏教の心を伝えるべく、境内には沢山のご住職手作りのコンクリート仏像がまつられています。

 

そして最後にご紹介したいのはやはりこの御方。

Nehanbutsu05

デ―――――ン!

草木湖の寝釈迦様!(以前のレポートはこちら

 

今日も気持ちよくお昼寝中のようで…。

でもその姿…、

とっても癒される〜〜〜〜〜っ。

 

というわけで日本全国涅槃仏特集いかがでしたでしょうか。
今回紹介した他にも全国にはまだまだ沢山の魅力的な涅槃仏様がいらっしゃいます。
(福島・会津村、千葉・萬徳寺、奈良・壷阪寺、大分・神護寺など)

そのおおらかな姿は、きっとあなたに何かを語りかけてくれるはずです。

 

 

大仏様、巨神様めぐりの参考に
日本初の大仏専門書 『大仏をめぐろう』 (文・写真 坂原弘康)

 

「神社仏閣の歴史や参拝方法」「仏像の鑑賞方法」「〇○(縁結び、金運、健康、学業など)に御利益のある神社仏閣」など、神社仏閣に関する仕事のご依頼お待ちしています。

メディアへの出演および取材協力、商業誌への執筆および取材協力など、各種仕事のお問い合わせ「依頼内容」「依頼料」を必ず明記の上、ご連絡をお願いいたします。
(各種ご依頼は全て「有料」にて承ります

仕事のご依頼はこちらから。

« 高崎白衣大観音 赤い糸祈願祭(群馬県高崎市) | トップページ | 坂原弘康の『仏像のミカタ』 「仏像界のビッグスター“大仏”」ご来場御礼 »