プロフィール

  • 坂原弘康
    (神社仏閣専門家 大仏専門家)


    群馬県高崎市出身(現在東京都在住)。
    「神社仏閣専門家」「大仏専門家」として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など各メディアで活動。
    著書に日本初の大仏専門書『大仏をめぐろう』。


    メディアへの出演および取材協力、商業誌への執筆および取材協力など、各種仕事のお問い合わせは「依頼内容」「依頼料」を必ず明記の上、ご連絡をお願いいたします。
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2012年5月23日 (水)

【神社仏閣専門家・坂原弘康の仏像講座】『観音菩薩を学ぶ』ご参加御礼

5月17日(木)開催、『神社仏閣専門家・坂原弘康の仏像講座 観音菩薩を学ぶ』無事終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

神社仏閣専門家・坂原弘康の仏像講座、5月の講座テーマは「観音菩薩」

人々をいつも優しく見守り、救いに来てくださる観音菩薩は、私たちにとって身近な存在の仏様。
ちなみに私自身も群馬県高崎市に生まれ、高くそびえ立つ「高崎白衣大観音」様に見守られてながら育ってきました。私にとっても観音菩薩は私が仏像の魅力に目覚めた原点ともいえる存在なのです。

今回は東京の観音様を巡礼しながら、観音菩薩にこめられた“心”に迫りました。
実は身近な東京にも素晴らしい観音様が沢山いらっしゃいます。もちろん私の代名詞ともいえる“大観音”も。
さあ東京の素晴らしい観音様たちをお参りいたしましょう。

 

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永平寺東京別院の長谷寺。堂内には高さ10メートル以上の麻布大観音様。

 

長谷寺があるのは西麻布。都会のど真ん中ともいえる場所にこんな素晴らしい観音様がいらっしゃるのを皆さんご存知でしょうか。
十一面観音はより多くの人々を救うために観音菩薩が十一の顔をもって、あらゆる方向を見守り、様々な表情で人々を救う姿を表現したものですが、さらにこちらの麻布大観音様は奈良、鎌倉の長谷寺と並ぶ「日本三大長谷観音」の一つにも数えられ、長谷寺式観音の特徴である十一面観音本来の持物の宝瓶に加え、地蔵菩薩のシンボルである錫杖を持った姿は、観音地蔵両方の能力を併せ持っているといわれています。
頭から台座まで樟の一木造で彫られたその堂々たるお姿は、私たちを優しく包んでくれるかのようです。

 

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人形町の大観音寺。こちらにも大観音様がいらっしゃいますが、どこにいらっしゃるかわかりますか。

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奥の厨子の中をよーく見てみると……、大観音様。

 

人形町の大観音寺。こちらにも寺名の通り、大観音様がいらっしゃいまして、毎月11日、17日が御開帳日となっています。
堂内に入ると正面には等身大ほどの観音様がいらっしゃるのが見えますが、大観音とはこちらの観音様のことではありません。
よーく、その後ろを見てみると、誰もが思わず感嘆の声を上げるそのお姿。そこには大きな観音様のお顔が。

実はこちらの大観音様、現在は頭部のみの姿で、鉄製の頭部のみで1.7メートルもの大きさ。元は鎌倉にあった北条政子建立の新清水寺の本尊だったともいわれ、その後様々な縁があってこちらの本尊となったとのこと。
最近でも昨年の震災の折に突然顔の向きを東の方向に変えたそうで(揺れの衝撃なのかもしれませんが、これだけの大きさの鉄製の大観音が動いたのも実に不思議な話)、住職さんもこれも何かに縁に違いないと、今月5月より毎月11日を御開帳日に加え、被災地の復興を祈念することにしたそうです。

その他、目黒の大円寺では通常非公開の十一面観音様を特別拝観させていただいたりと、東京の観音様の魅力をご紹介するとても良い機会となりました。
今回も多くの皆様にご参加いただき、本当にありがとうございました。

 

今後も「神社仏閣専門家・坂原弘康の仏像講座」では、毎回一つの仏様をテーマにして、その姿にこめられた“心”を伝えていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

次回は7月15日『閻魔を学ぶ 地獄の釜が開く一日 江戸三大閻魔めぐり』

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皆様のご参加どうぞお待ちしています。

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