プロフィール

  • 坂原弘康
    (神社仏閣専門家 大仏専門家)


    群馬県高崎市出身(現在東京都在住)。
    「神社仏閣専門家」「大仏専門家」として、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など各メディアで活動。
    著書に日本初の大仏専門書『大仏をめぐろう』。


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2013年5月31日 (金)

大船観音に衝撃の新キャラクター登場!その名は……、『のんちゃん』!

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山の上から大船の街を見守る大船観音

東海道線の車窓からも見えるおなじみの姿は、数ある“大観音”の中でも一、二の知名度を誇っています。ちなみに私はこのようなロケーションの大仏、大観音を「電車参拝系大仏」(※)と呼んでます。
(※他には、高崎白衣大観音、布袋大仏、聚楽園大仏、長浜びわこ大仏、仙台大観音、加賀大観音、厄よけ魚籃観音など)

 

ちなみにこちらの大船観音、街からでも電車からでもよく姿が拝めるということで、意外に近くまで行ったことがないという人も結構多かったりします。

ちょっと近くまで行ってみましょう。
大きさ的には立像ではなく、座像かなと思いきや…、

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実は“胸像”だったりして。

私も初めて出会った時はビックリしましたね。
あっ、「トライダーG7」みたいに体は地下に埋まっているわけではありませんので。

 

大船観音開眼は昭和35年。実はその建立の歴史は戦前からで、昭和4年に工事が開始されたものの、地形の問題から立像から座像、そして胸像へと計画が変更となり、さらに当時の社会情勢の悪化により、昭和9年に工事は中断。その後20年以上も放置され、廃墟状態だったそうです。
その頃の大船観音はあの江戸川乱歩の探偵小説にも登場しており、怪盗たちのアジトとしてもってこいの場所であったようだ。

しかし再び有志たちの手によって大船観音再建の機運が高まり、昭和29年に「大船観音協会」が発足。全国より多くの寄付金が集まり、工事が再開。昭和35年に悲願の30年越しの開眼となったのでした。

完成は戦後になったものの「白衣観音」スタイルの大観音としては先駆け的存在であり、昭和11年に同じく「白衣観音」スタイルの我が故郷群馬県高崎市の「高崎白衣大観音」を建立した井上保三郎翁にも、もしかすると大船観音建立の話は耳に届いていたのかもしれません。
いずれにせよ、近現代の“大観音”という新たな仏像の潮流を語る上でかかせない像です。

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大船の和菓子屋「龍月」の大船観音最中
(ちなんだお菓子があるのも人気の証。我が故郷高崎にも「観音最中」があります)
大船観音は大船のシンボルとして地元民に愛されています。

 

 

 

というわけで、大船観音についてちょっとおさらいをしてみましたが、さらに大船観音に新展開。
以前、大観音がモデルで、町おこしのために頑張っているご当地キャラクターの宮崎県高鍋町の「たか鍋大使くん」を紹介いたしましたが、なんと大船観音にもご当地キャラクターが登場。

 

ジャ―――――ン!

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その名も『のんちゃん』!

可愛い―――――!

 

2012年に誕生したキャラクターで、大船の町おこしのために頑張っているとのこと。
また大船は震災被害にあった「大船渡市」とも交流支援活動も行っており、そのシンボルキャラクターとしても活躍しているそうです。

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大船観音とのんちゃん比較画像。
きちんと白衣観音スタイルを踏襲しながらもかわいくアレンジ。ニッコリ笑顔に癒されます。

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大船観音とのんちゃん。

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お友達のたき坊&えのんくんと一緒。
たき坊も八王子市の少林寺のキャラクターのお寺系キャラ、えのんくんは地元江ノ電のマスコットキャラクターで「江」の文字をデザインしたものとのこと。

この日は大船観音で節分会が行われ、ご当地キャラクターの皆さんも豆まきにじゃんけん大会にと大活躍。
子どもだけでなく大人にも大人気で、楽しい笑顔に包まれた会となりました。

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トコトコ歩く後ろ姿もキュート。
のんちゃん、お疲れ様でした。

 

また新たな「大仏系キャラ」が大活躍していて、大仏ファンとして本当に嬉しい限り。
「のんちゃん」と「たか鍋大使くん」のモデルである観音菩薩は、さまざまな姿に変身して人々を救ってくださるといいます。
これも現代ならでは“化現”の形なのかもしれませんね。

 

 

…というわけで、

ここは一つ、ご当地キャラ企画どうでしょう!高崎市の皆さん!

ご連絡お待ちしています。

 

(2013年2月)

 

 

大仏様、巨神様めぐりの参考に
日本初の大仏専門書 『大仏をめぐろう』 (文・写真 坂原弘康)

 

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