鹿野大仏(東京都日の出町)



2018年春、また新たな大仏様が誕生しました。
その名は「鹿野(ろくや)大仏」。
高さ18メートル(像高12メートル)の釈迦如来の坐像で、東京都日の出町・宝光寺に建立されました。
私の地元である多摩に素晴らしい大仏様が誕生されて嬉しい限りです。お祝い申し上げます。


大仏様の名称にある「鹿野」というのは、お釈迦様が悟りを開いた後に初めて説法をした「鹿野苑(ろくやおん)」にちなむもので、この地が現代の仏教の発信地になればという思いから名付けられたそうです。
(また宝光寺には明治時代まで「鹿の湯」という鹿にまつわる霊泉があり、こちらも命名の由来となったそうです)


草木に囲まれて静かに瞑想をする大仏様。
やはり大仏様は自然の風景とよく似合います。


「イケメン」とメディアでも紹介されたご尊顔。
御住職も大仏様の御顔を制作するにあたって、仏師の方や檀家の方々と何度も相談を重ねて、とくに真下で参拝者が拝む時に大仏様が微笑まれて見えるように表情を工夫されたそうです。心やすらぐとても素敵な笑顔です。


大仏様の指の間には「水かき」があります。これは「全ての人々をもれなく救う」という慈悲の心を表したものです。
私もメディアより取材を受けた際に大仏様の見どころについて聞かれ、大きさだけでなくその姿にこめられた心も伝えたくて、わかりやすい見どころとして水かきについて紹介しました。
私が参拝した時も「朝のテレビで言ってた水かきがある」と参拝者の方々が大仏様を見て話されている声があちこちから聞こえ、少しでも大仏様の心をお伝えすることができたことを嬉しく思います。

大仏様の前には可愛らしい誕生仏がまつられていました。
水をかけて大仏様(お釈迦様)のご誕生をお祝いしました。

大仏様の御山からの眺望。
中央に見えるのは東京サマーランドの観覧車で、そちらからも大仏様の姿が望めるそうです。
電車の車窓から拝める大仏様は数あれど、観覧車から拝める大仏様はここだけでしょう。



大仏様までの参拝路も木立に囲まれた爽やかな道で、紅葉や紫陽花なども植えられて、四季折々楽しめそうです。
現在はまだ工事中の箇所もありますが、完成の暁にはきっと素晴らしい大仏様の御山となることでしょう。今後が楽しみです。

御住職が大仏様の建立を実現するまでは様々な苦労もあったそうですが、今回の大仏様の建立が少しでも日の出町をはじめ、多摩全体の活性化につながれば嬉しいとのお話でした。
実際に4月11日の一般公開以降、連日多くの方々が参拝に訪れ、あわせて町内の施設やお店にも多くの人が来るようになり、さらには近隣の町からもあわせて多摩を盛り上げていきましょうとの嬉しい呼びかけもいただいているそうです。
私も多摩在住の一人として、大仏様がつなぐ人々の絆がさらに深まっていくことを心より願っています。
ちなみに今回の鹿野大仏様建立にあたって、私も神社仏閣専門家として多くのメディアの皆様から仕事のご依頼をいただきまして、本当にありがとうございました(TBSテレビ「あさチャン!」「ビビット」、フジテレビ「ノンストップ!」、テレビ朝日「モーニングショー」、日刊ゲンダイ)。
大仏様建立という素晴らしいニュースに関わることができ、大変嬉しく思います。
これからも大仏様の魅力をお伝えしていけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。
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