【社寺彫刻図鑑】三聖吸酸
儒教、道教、仏教を代表する人物三名が、酢をなめている様子を表したもの。
中国の北宋時代、蘇軾(そしょく)、黄庭堅(こうていけん)、仏印禅師の三名が集まって、瓶に入った桃花酸(とうかさん)という酢をなめたところ、その酸っぱさに三人とも顔をしかめました。
蘇軾は儒教、黄庭堅は道教、仏印禅師は仏教と、それぞれ異なる教えの代表者ですが、酢が酸っぱいことは皆同じであり、儒教、道教、仏教の三つの教えの本質は同じであること(三教一致)を説いた逸話です。
蘇軾、黄庭堅、仏印禅師の代わりに、儒教の祖・孔子、道教の祖・老子、仏教の祖・釈迦で表した作例もあります。

日光東照宮(栃木県日光市) 蘇軾、黄庭堅、仏印禅師で表した例

妻沼聖天山(埼玉県熊谷市) 孔子、老子、釈迦で表した例
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