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2023年8月30日 (水)

【社寺彫刻図鑑】虎渓三笑

慧遠(えおん)法師陶淵明(とうえんめい)、陸修静(りくしゅうせい)が、橋で大笑いしている姿を表したもの。

中国の東晋時代の高僧である慧遠法師は廬山(ろざん)の東林寺で隠遁生活を送り、麓にある虎渓(こけい)を俗世との境と定めて、そこに掛かる橋は絶対に渡らないと誓いを立てました。
ある日、文学者の陶淵明と道士の陸修静が訪ねてきたので、慧遠法師は喜んで迎え、三人で語らいました。慧遠法師は仏教、陶淵明は儒教、陸修静は道教に深く精通していたので、大いに話がはずみ、やがて二人が帰る時間がきたので、慧遠法師も虎渓の手前まで見送ることにしたのですが、その際も話がはずんで、気がつけば慧遠法師は虎渓に掛かる橋を渡ってしまっており、三人は大笑いしました。

この逸話も「三聖吸酸」と同じく、仏教、儒教、道教の代表者が皆で大笑いする姿を通じて、三つの教えは本質的には同じであるとする三教一致を説いています。

 

Kokei01

Kokei02
冠稲荷神社(群馬県太田市)

 

Kokei03
日光東照宮(栃木県日光市)

 

Kokei04
大悲願寺(東京都あきる野市)

 

Kokei05
真木諏訪神社(山梨県大月市)

 

Kokei06

Kokei07
水澤寺(群馬県渋川市)

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