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2026年2月19日 (木)

【社寺彫刻図鑑】因幡の白兎

日本神話「因幡の白兎」(いなばのしろうさぎ)を表したもの。

オオクニヌシノミコトが八十神(やそがみ オオクニヌシノミコトの兄である神々)と、因幡国の女神のヤガミヒメに求婚しに行くことになり、八十神はオオクニヌシノミコトに自分たちの荷物を全て持たせて先に行ってしまい、オオクニヌシノミコトは荷物が入った大きな袋を抱えて、一人遅れて向かいました。
その道中の浜辺に、サメを騙した報いで全身の皮を剥がされたウサギがいました。先に出会った八十神は「海水で洗って、風で乾かせばいい」と誤った治療法を教えて立ち去り、その結果、ウサギの傷はさらに悪化してしまいました。その後、遅れてやってきたオオクニヌシノミコトは「真水で体を洗って、薬草である蒲の花粉の上で寝転ぶとよい」と正しい治療法を教えたところ、ウサギは元通りの体になりました。
実はウサギは神(白兎神 はくとかみ)であり、オオクニヌシノミコトとヤガミヒメが結ばれることを予言し、その通り、二神は結ばれました。

彫刻作品では、大きな袋を担いだオオクニヌシノミコトとウサギを表すのが基本形。笠間稲荷神社の作例では、八十神も表されています。

 

Inaba01

Inaba02

Inaba03
笠間稲荷神社(茨城県笠間市) ※画像3枚目が八十神

 

Inaba04
神田明神(東京都千代田区)

 

Inaba05
総社神社(群馬県前橋市) ※オオクニヌシノミコト(左)が右手に持っているのが、蒲。右の神は不明

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