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2026年2月23日 (月)

【社寺彫刻図鑑】海幸山幸

日本神話「海幸山幸」を表したもの。

ホノスソリノミコトとヒコホホデミノミコト(※1)は兄弟の神(父はニニギノミコト)で、兄のホノスソリノミコトは海幸(漁に使う道具)をの名人であったので「海幸彦」、弟のヒコホホデミノミコトは山幸(狩りに使う道具)の名人であったので「山幸彦」と呼ばれます。

ある日、兄弟がお互いの道具を取り替えたところ、やはり上手く使えないばかりか、ヒコホホデミノミコトは兄の大事な釣り針を無くしてしまいました。無くした釣り針を返すように兄に責められたヒコホホデミノミコトが海辺で嘆いていると、そこに現れたシオツチオジノカミがヒコホホデミノミコトに舟を与え、海中にある海宮(わたつみのみや)へと送りました。海宮に到着したヒコホホデミノミコトは、海の神ワタツミノカミの娘であるトヨタマヒメと結ばれ、兄の釣り針も取り戻して、地上へと戻りました。

その後、身籠ったトヨタマヒメが出産するために地上へとやってきて、ヒコホホデミノミコトに産屋を決して覗かないように頼みましたが、ヒコホホデミノミコトはそれを怪しんで産屋を覗いたところ、龍(※2)の姿になったトヨタマヒメが赤子(ウガヤフキアエズノミコト 神武天皇の父となる)を出産しており、トヨタマヒメは正体を見られたことを恥じて、赤子を置いて海へと帰ってしまいました。

彫刻作品では、ヒコホホデミノミコトが海宮へと向かう場面、海宮から帰る場面、産屋を覗く場面が表されています。

(※1)「日本書紀」ではホノスセリノミコトとヒコホホデミノミコト、「古事記」ではホデリノミコトとホオリノミコト(「古事記」では三人兄弟で、もう一人の次兄の名がホスセリノミコト)
(※2)「日本書紀」では龍、「古事記」ではサメ(ワニ)

 

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雷電神社(群馬県板倉町) ヒコホホデミノミコトが海宮から帰る場面。トヨタマヒメが見送る

 

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赤城神社(群馬県館林市) ヒコホホデミノミコトが海宮から帰る場面。トヨタマヒメとワタツミノカミが見送る

 

Umisachiyamasachi03
甲波宿禰神社(群馬県渋川市) ヒコホホデミノミコトが海宮から帰る場面。トヨタマヒメとワタツミノカミが見送る

 

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三嶋大社(静岡県三島市)

画像1枚目 ヒコホホデミノミコトが海宮へと向かう場面。左の老人の神がシオツチオジノカミ
画像2枚目 ヒコホホデミノミコトが海宮から帰る場面。トヨタマヒメとワタツミノカミが見送る

 

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浅間神社(栃木県佐野市)

画像1枚目 ヒコホホデミノミコトが海宮へと向かう場面。左の老人の神がシオツチオジノカミ
画像2枚目 ヒコホホデミノミコトが産屋を覗く場面。トヨタマヒメは龍の姿になっている

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